2025年11月21日

TAJIMAコンポジット事業部が新複合材構造を開発|ポリウレア×発泡コアでCFRP/GFRPの弱点を克服

株式会社タジマモーターコーポレーションは、世界水準のレースカー製造で培ったCFRP/GFRPのコンポジット技術をMONSTER SPORTブランドの自動車用エアロパーツや、津波洪水対策シェルター等の商品に活かしてきました。コンポジット事業部の新たな技術として、ポリウレア樹脂と発泡コアを用いたサンドイッチ構造を用いた製品開発を進めています。

特徴1 耐衝撃性能の付加

既存のCFRP等の複合材は、軽量で高剛性ではあるが、歪限度が小さな脆性材料のため、集中荷重や衝撃荷重に対して脆弱でした。新構造は、一体成形大断面の断面係数で全体の剛性を確保しつつ、材料自体は歪限度と引き裂き強度の大きな素材であるため、衝撃を柔らかく受け止めて破損を防ぎます。

特徴2 複雑形状の実現

既存のCFRP等の複合材は、繊維を編んだクロス材や、既成のハニカムコア等を用いているため、3次元曲面や複雑形状への追従が困難でした。新構造は、吹き付け工法によるポリウレア皮膜構築や、コア材の型内発泡による成形が可能なため、複雑形状を一体で成形が可能です。

特徴3 素材本体の耐候性

既存のCFRP等の複合材は、樹脂部分の耐候性が低いため、塗装等による保護が必要でした。新構造は、素材自体が高い耐候性、耐水性、耐火性、を有しており塗装に頼らず長期間の使用が可能です。


開発例1 電動ミニボート(実験船)

試作目的

  • 新構造の高い耐水性を生かした用途開発
  • 抵抗は少ないが複雑な形状のカタマラン船型の容易な製造
  • 構造自体の比重が小さく安全な浮沈構造
  • 耐衝撃性、耐摩擦強度により接触等でも破断しない安全性
  • 特許出願番号 特願2025-185961

モナルテボート(電動ミニボート)の製品ページ >>


開発例2 高速鉄道連結器カバー(試作)

試作目的

  • 高速鉄道の流体及び圧力特性から要求される3次元曲面の容易な製造
  • 全体の剛性、締結部の局所荷重を確保しつつ耐衝撃性や非貫通性の実証
  • 鉄道法で要求される飛び火に対する難燃性の確認
  • 既存のCFRP/アルミハニカムサンドイッチ構造よりも短時間での成形
  • 特許出願番号 特願2025-194566

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